湿式剥離工法 PSリムーバーシステム

Challenge

厚労省通達
「剥離等作業は必ず湿潤化して行うこと」と、
業界のこれまでの課題について。

橋梁や鉄塔などに塗布された塗料には、多くの場合、鉛やクロムなどの有害物質が含まれています。それを剥離する作業は、大きな危険や負担をともない、長年の課題となっていました。

厚生労働省は2014(平成26)年、「鉛等有害物を含有する塗料の 剥離やかき落とし作業における 労働者の健康障害防止について」という通達を行いました。 「剥離等作業は必ず湿潤化して行うこと」 が義務づけられ、「粉じんを外部に持ち出さないよう洗身や作業衣等の洗浄等を徹底すること」など、作業場の環境や、作業後の運搬、貯蔵などについても徹底が求められています。
つまり、通達に適合する工法は湿式工法のみとなります。

この通達を受けて、業界では、水系剥離工法が行われるようになりました。それにより、粉じんの舞い散ることによる被害は少し抑えられました。
しかし、その湿式工法も、依然として大きな問題を抱えています。

・剥離剤の多くが酸性であり、有機溶剤中毒も含めて、人体に悪影響を及ぼす。
・電動サンダーなどによる剥離工程で、引火、爆発・火災事故が起こりやすい。
・剥離後の塗膜片は、有害物質を含み、ばく露による人的被害がある。

など。
つまり、現在主流になっている「水系酸性剥離工法」では、何も根本的に解決されていないのです。

そこで、私たちペイントサービスが、長年の経験を踏まえ、工夫を重ねて開発したのが、本サイトでご紹介している「湿式剥離工法 PSリムーバーシステム」です。
これは、従来工法とは、剥離剤も、塗布工程も、剥離工程も、後処理も、すべてがまったく異なるシステム。
「このままでは、何も根本的に解決しない。なんとかしなくては……」
そんな思いで、私たちが開発した新しいシステムは、従来工法の数々の問題点を解決する、画期的な工法なのです。